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大阪市城東区「今福鶴見駅」にある糖尿病内科・内分泌内科・代謝内科の「やすだクリニック」のブログです。
こんにちは、管理栄養士の1000waveです。
6月になりましたね。六 (む)四 (し)で「むし」の語呂合せ。 6月4日~10日の「歯と口の健康週間」になっているそうです。 私も先週歯科医院に1年振りに行きました。 歯石除去と過去の親知らずを抜いた手前の歯と歯茎の間に変化が出てないかレントゲンで確認してきました。 今回は皆様にもオーラルケア(口腔のお手入れ)のきっかけになればとおもいました。
歯周病と糖病病は密接な関係にあることが知られています。糖尿病は歯周病の原因でであると同時に、歯周病が血糖値の状態を悪化させる原因にもなっていると言われています。 主な原因は歯肉あるいは歯周ポケット内の歯垢中に存在する細菌が、高血糖状態では免疫力が低下するため口腔内細菌の増殖が促進され歯肉炎が拡大します。 また高血糖の状態が唾液や歯肉溝液中のブドウ糖の上昇と唾液分泌量減少から歯の自浄性も低下してきます。
奥歯は他の部位に比べ失われやすいため、そうするとしっかり噛むことが出来なくなる→柔らかいものを好む→栄養素の偏りが出ると悪循環になっていきます。
よく噛んで食べることのメリットをお伝えします。
・唾液の分泌量が増しお口の中の自浄作用の効果が上がります。
・噛むことで出る、消化酵素が食べたものを効率よく消化することで、胃腸が働きやすくなり、負担を減らせます。
・噛む回数が増えると脳に刺激を与えたり、脳への血流量がまし記憶力アップ・認知症予防に役立ちます。
・ゆっくり食べることが出来るので肥満予防、血糖値の急上昇を控えるので糖尿病の血糖値のマネジメントがよくなります。
ご自身の大切な歯、健康でいるためにも一度皆さま歯医者さんで見てもらい口腔ケアしてもらえたらなーと思います。
参考資料:【月刊糖尿病ライフ・さかえ2022年6月号】