代謝性疾患には、
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症(コレステロールが高い、中性脂肪が高いなど)
- 脂肪肝
- 高尿酸血症(痛風)
- メタボリックシンドローム(いわゆるメタボです)
- 肥満症
などが含まれます。
これらの疾患は、遺伝的素因(比較的軽微なものが多い、その一部は倹約遺伝子といわれるもの)に生活習慣が加わり発症するものが大部分を占めます。放置すると動脈硬化を促進し、心筋梗塞、脳卒中、認知症、悪性腫瘍の発症リスクを高めることが報告されています。生活習慣の改善と薬物治療で改善可能です。しかし、感染症や悪性腫瘍のように手術、薬物で加療し治ってしまうような疾患ではないため、長期間にわたって療養や薬物治療を継続する必要があります。職業や生活習慣にあわせて、患者さんのご希望を最大限お聞きした上で、持続可能な治療方針を決定する必要があります。