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大阪市城東区「今福鶴見駅」にある糖尿病内科・内分泌内科・代謝内科の「やすだクリニック」のブログです。 みなさまこんにちは。 管理栄養士1000waveです。
7月に入り、早10日が過ぎました。厳しい夏がやってきましたー(-_-;) でもまだ梅雨明けはしてないんですね。すでに毎日暑くてここ最近は患者様と、「今は脱水と熱中症には気を付けましょうね。」と話しています。
さて、夏の水分補給で【経口補水液】と【スポーツドリンク】を利用されてる方もおられるかと思います。今日はその用途について当クリニックでお知らせできるよう案内を作成しました。
【経口補水液】
経口補水液については、経口補水療法で用いられる病者用食品です。
一般の清涼飲料水よりも電解質量が多く含まれているため、脱水状態時でない場合や脱水の原因となる疾患等に罹患していない場合に安易に利用することで健康に問題を引き起こす事もあります。日常の水分補給としての利用での飲みものではありません。
消費者庁では、特別用途食品(経口補水液)に関する普及啓発資材を公開しています。
【動画】経口補水液ってなに? | 消費者庁 (caa.go.jp)
【スポーツドリンク】
熱中症対策のために運動時や外出時にスポーツドリンクを飲む方もいます。脱水予防という点では適する飲み物ですが、スポーツドリンクには糖分がしっかり入っています。 日常の水分補給の飲み物として選ぶと、糖尿病の患者さんは少し飲んだだけでも血糖値が急上昇するので注意が必要です。
熱中症対策には3食をしっかり食べることです。 出かける前の食事をすることで食事からのエネルギー、水分、糖分、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが体内に入り、その後出かけたりと汗をかいてもまた次の食事をすることで補給され体に充たされます。
まずは規則正しくバランスのとれた食事をしっかりとることは熱中症予防の第一歩。こまめに水か麦茶で水分補給しましょう。
スポーツはもちろん、炎天下での作業や仕事などミネラルと一緒に水分をとるようにすることが必要な方もいます。 糖分が過剰にならない水分摂取を意識してこの夏も元気に過ごしてください。